誰にも予定を合わせず、自分のペースで過ごせる夜を心地よいと感じています。それでも、ときどき「今日あったことを誰かに話せたら」と思う日があります。どちらを選んでも、片方の気持ちを否定するようで落ち着きません。
一人が楽なのに恋愛もしたい。その揺れは矛盾なのでしょうか。求めているつながりと、今の生活で守りたいものから考えてみます。
目次
一人が楽なのは恋愛を諦めたからではない
一人の時間を楽しめることは、寂しさを感じないこととは違います。また、誰も必要としていないという意味でもありません。
離婚後、自分のペースで暮らせることには大きな安心がありました。夕食の時間や休日の予定を相談しなくてよい。相手の機嫌を読み、空気を整える役目を引き受けなくてよい。その気楽さを知ると、簡単には以前の生活へ戻りたくないと思います。
だからといって、恋愛そのものを否定したいわけではありません。一人の時間を大切にできるようになったからこそ、誰かと過ごす時間にも、量ではなく心地よさを求めるようになったのだと思います。
毎日一緒にいる相手ではなくてもいい。たまに食事をし、無理に会話を埋めず、別れたあとも自分の生活へ自然に戻れる人。今ほしいのは、そんな関係なのかもしれません。
恋人がほしいのか、日常を分け合える相手がほしいのか
「恋愛したい」と思ったとき、その中身を少し分けて考えるようにしています。
ときめきを感じたいのか。休日を一緒に過ごす相手がほしいのか。将来の不安を話せる人がほしいのか。身体的な親密さを求めているのか。それとも、ただ今日の出来事を聞いてほしいのか。
どれもおかしな望みではありません。ただ、求めているものによって、必要な関係や出会い方は変わります。
「恋人」という名前がほしいわけではなく、安心して日常を共有できる相手を求めていることもあります。反対に、将来を決めず、恋愛の楽しさをもう一度味わいたい人もいるでしょう。
恋活を始める前に、理想の相手の条件を並べるより、どんな時間を誰かと分け合いたいのかを考える。そのほうが、自分に必要な関係が少し見えやすくなる気がします。
寂しさだけを理由に関係を急がない
寂しい夜があると、早く誰かを見つけなければと思うことがあります。子どもが成長し、自分の予定を優先するようになると、この先ずっと一人なのではないかという不安が急に現れる日もあります。
けれど、寂しさをなくすことだけを目的に相手を探すと、本当は合わない関係でも手放しにくくなるかもしれません。連絡があるだけで安心し、苦しいことがあっても「一人に戻るよりはいい」と我慢してしまう可能性もあります。
寂しさは、恋愛を考えるきっかけにはなります。ただ、それだけで相手や関係を決めなくてもよいのだと思います。
今日は誰かと話したいだけなのか。これから継続的に誰かと関係を築きたいのか。友人との時間や新しい活動でも満たせるものなのか。気持ちを急いで一つの答えへ押し込まず、少し時間を置いて確かめることも必要です。
今の生活で守りたいものを先に知っておく
恋愛すると決める前に、今の生活で変えたくないものを考えてみると、自分に合う距離が分かりやすくなります。
私なら、仕事に集中する時間、子どもの予定、一人で静かに過ごす夜は大切にしたいと思っています。毎日の連絡を義務にしたくありませんし、急に会えないことを責められる関係も望んでいません。
これは、相手を自分の都合に合わせたいということではありません。相手にも大切な生活があることを理解し、そのうえで二人が無理なく重なる場所を探したいということです。
守りたいものを言葉にできれば、「好きならこれくらいできるはず」という曖昧な期待に流されにくくなります。恋愛のために何を差し出せるかではなく、どんな形なら今の生活に迎え入れられるかを考えることが、大人の恋活には必要なのかもしれません。
揺れている間も、自分の気持ちを考えている
地域の婚活パーティーには、結婚願望をはっきり言えないまま参加することへの躊躇がありました。婚活ではなく、まず誰かと出会うための恋活をしたい。そう考えて恋活アプリを始めましたが、開く日もあれば、知らない人とメッセージを続けることを考えて閉じる日もあります。誰かと出会いたいと思った翌日に、「やはり一人のほうが楽」と感じることもあります。
以前は、こんな自分を優柔不断だと思っていました。
でも今は、揺れることも、自分の生活と気持ちの両方を大切にしようとしている証拠なのだと考えています。恋活を続けるか、少し休むかを今すぐ決めなくても、望む関係を考えることはできます。
まとめ|一人の心地よさと恋愛したい気持ちは両立できる
一人で過ごす時間が好きでも、誰かと日常を分け合いたいと思うことはあります。どちらかを本音、もう一方を言い訳と決める必要はありません。
一人が楽でも、恋愛したいと思っていい。恋愛したくても、一人の時間を守っていい。その両方を持つ自分に合う関係を探すことが、私にとっての恋活なのだと思います。